BlackBerry、包括的なエンタープライズ・モビリティ管理を実現する 広範囲におよぶ最新機能を発表。 「モノの企業 (Enterprise of Things) 」のセキュリティ保護を推進。

April 12, 2018

BlackBerry Limited (本社: カナダ オンタリオ州、CEO: ジョン・チェン、NYSE: BB、TSX: BB、以下BlackBerry) は本日、包括的なエンタープライズ・モビリティ管理を実現する広範におよぶ最新機能を発表しました。BlackBerryは、これらの新機能により、エンドユーザーをはじめIT管理者や開発者がより簡単かつセキュアに業務を遂行できるよう支援するとともに、同社が提唱する「モノの企業(EoT: Enterprise of Things)」の領域のさらなるセキュリティ保護の強化を推進します。

BlackBerryのソリューションは、スマートフォン、タブレット、ウェアラブル端末などの物理的なデバイスと、メッセージング、ファイル、音声、テキストなどのデジタル資産の双方のエンドポイントのセキュリティ保護を実現すると同時に、スマートシステムの開発を支援します。BlackBerryは、エンタープライズ・コミュニケーション/コラボレーション・ソフトウェアと、安全認証取得済みの組み込みソリューションで構成される、包括的なエンドツーエンドのEoTプラットフォーム「BlackBerry Secure」というセキュリティアプローチによって実現しており、数多くの世界的な企業や組織で採用されています。

以下のBlackBerry Secureの新機能は2018年春の提供開始を予定しています。世界最大規模の銀行、病院、法律事務所、メーカー、官公庁などは今後、デスクトップパソコンと同等レベルの安全性を、時間、場所を問わず、モバイルデバイス上で確保することができます。

 

ユーザーの生産性を向上する機能

  • BlackBerry Enterprise BRIDGEによって、マイクロソフトのモバイルアプリをセキュアに活用。BlackBerry WorkなどのBlackBerry Dynamicsアプリケーション内からマイクロソフトのモバイルアプリをシームレスに利用できます。エンドユーザーは、iOS®またはAndroid™のデバイスを通じて、Excel、PowerPoint、WordなどのMicrosoft Office 365ファイルを開き、編集し、保存する際に一貫性のある操作体験を得られます。
  • 勤務時間外の連絡を禁止。BlackBerry Workの新たな「勤務時間外」機能を使用すれば、勤務時間外の従業員に対する電子メールやカレンダーの通知をオフにすることができます。この機能は、個々のエンドユーザー側で無効にすることも可能です。
  • 個人番号のプライバシーを保護。BlackBerry WorkLifeの場合、BYODデバイスによる発信では、従業員の個人番号ではなく、デスク番号が使用されるため、個人番号のプライバシーを保護することができます。このようなデスクツーモバイルの融合機能により、従業員はデスクの内線番号をダイヤルするだけで、BYODデバイスでの通話も可能です。さらに、より規制が厳しい業界の企業では通話記録を保持することによってコンプライアンスにも対応します。
  • BlackBerry Connectを活用して、Skype for Businessのグループチャットで写真、動画、PDFなどのファイルを共有。

IT部門によるエンドポイント管理と通知をシンプル化するソリューション

  • 事前構成済みのセキュアなAndroidデバイスを、オンデマンドかつ大規模に導入。BlackBerryのゼロタッチ登録機能により、アクティベーションフローの速やかな開始が保証され、従業員の初期設定に必要なプロセスは最小限に抑えられます。
  • IT部門から従業員への通知のコミュニケーションを単一プラットフォームで管理。電話やテキスト、モバイルの通知機能を活用して、コンプライアンスを向上させます。例えば、IT管理者は今後、「C棟で停電発生」などの警告を、BlackBerry UEMから全従業員にテキストメッセージで送信できます。
  • 「チェックイン、チェックアウト」プロセスによって、シフト制従業員のApple iOSデバイスの共有を容易に実現。BlackBerryのプロセスにおいては、エンドユーザーの変更時に、アプリやデバイスの構成を削除・再追加する必要はありません。そのため、IT部門の業務とエンドユーザー体験を簡素化します。

高セキュリティのシステムやアプリを構築するための、開発者向けソフトウェア

  • BlackBerryのQNX OS for Safety 2.0により、車載用システム、鉄道輸送管理、医療機器、産業用オートメーション・システムなどのミッションクリティカル、セーフティクリティカルなシステムを開発することができます。この最新のソフトウェア・プラットフォームは、最先端の技術と最高のセキュリティを誇る、BlackBerryの組み込み用OSであるQNX SDP 7.0 を基盤にしており、「ISO 26262 ASIL D」と「IEC 61508 SIL3」の各規格において最高水準の認証を取得しています。
  • ユーザーレベル/機能レベルの分析機能の活用。開発者はBlackBerry Analyticsを使用することで、エンドユーザーによるアプリケーションの1日/1カ月の利用状況と、デバイスの種類、OSのバージョン、フォームファクターが機能活用に与える影響について把握できます。
  • 最新のWorkspaces Android SDKにより、256ビットのファイル暗号化機能に対応した、セキュアなファイル共有機能をAndroidアプリケーション上で迅速に構築。
  • iPhone XによるBlackBerry Dynamicsアプリへのアクセス手段として、顔認証 (Face ID) の管理やiOSによるDynamics Appsの画面録画・共有の防止など、企業アプリケーションのセキュリティと管理を向上。

BlackBerryの最高マーケティング責任者であるMark Wilsonは、次のように述べています。「モノの企業は、私たちの働き方について、かつてない生産性による恩恵をもたらします。BlackBerryのソフトウェアを活用することで、IoT機器によってワークフローが向上するとともに、物理的な拠点と仮想拠点を組み合わせた混合型のワークプレース (職場環境) によって、従業員による時間・場所を問わないコラボレーションを実現します。さらに、従業員、請負業者、パートナーの枠組みを越えたシームレスなワークフォース (労働力) を得ることができます。ハイパーネットワーク型の組織には、これらすべてが必要であり、高いセキュリティを維持しつつ、これらを保証できる企業はBlackBerryをおいて他にありません。」

BlackBerry Secureを選ぶべき理由

BlackBerryは現在、80以上のセキュリティ証明書を取得しており、いくつかの業界最高スコアも与えられています。世界のIT業界に関する調査・分析をリードするガートナー社は、「Critical Capabilities for High-Security Mobility Management」レポート1で、6つの活用事例のすべてで、かつ2年連続でBlackBerryに最高スコアを与えており、同社の2017年「Magic Quadrant for Enterprise Mobility Management Suites」レポート2でも「リーダー」に位置づけています。

「BlackBerry Secure World Tour」を開催

BlackBerryは今年の5月から6月にかけて、同社初めてとなる「BlackBerry® Secure™ World Tour」を世界10都市で開催します。CIOやCSO、ビジネスリーダーは、この終日イベントにおける最新のソフトウェア機能に関するデモや詳細な情報を通じて、垣根を越えたコラボレーション・ツールによる総合的なセキュリティ戦略の策定や、業務のあり方を変革するデジタル・ビジネスプロセスのベストプラクティスについて学ぶことができます。

1 ガートナー社、「Critical Capabilities for High-Security Mobility Management」レポート、John Girard、Dionisio Zumerle、Rob Smith著、2017年8月24日

2 ガートナー社、「Magic Quadrant for Enterprise Mobility Management Suites」レポート、Rob Smith, Bryan Taylor著、2017年6月6日

(以上)

BlackBerryについて

BlackBerryは、カナダ・オンタリオ州ウォータールーに本社を置くセキュリティソフトウェア・サービス会社で、企業や政府機関向けに、IoTのセキュリティ保護に必要なテクノロジーを提供しています。安全性、サイバーセキュリティ、およびデータプライバシーに妥協することなく取り組んでおり、人工知能やエンドポイント・セキュリティと管理、暗号化技術、組み込みシステムなどの主要分野をリードしています。詳細については、BlackBerry.comをご覧ください。

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