オリンパスが、BlackBerryのセキュアファイル共有ソリューション「BlackBerry Workspaces」を採用

August 09, 2018

BlackBerry Limited (本社: カナダ オンタリオ州、CEO: ジョン・チェン、NYSE: BB、TSX: BB、以下BlackBerry) は本日、オリンパス株式会社 (本社: 東京都新宿区、社長:笹 宏行、以下オリンパス) が、修理業務に関するドキュメントを閲覧する仕組みとして、高度なセキュリティを実現するBlackBerry® Workspacesを採用したことを発表しました。オリンパスは、BlackBerry Workspacesにより、医療現場での医療機器のメンテナンス・修理において、オフラインでの仕様書等のドキュメントをセキュアに閲覧できると同時に、マニュアルデータのダウンロードや印刷に際して、詳細なアクセス制御を行うことができるようになり、ドキュメント運用管理の高い利便性を実現しました。

オリンパスは、医療事業・科学事業・映像事業という3つの分野を主軸として、さまざまな精密機器の製造・販売を手掛けているグローバル企業です。なかでも医療事業は特に注力しており、内視鏡製品に関しては世界トップクラスの技術力とシェアを誇っています。内視鏡をはじめとしたオリンパスの医療機器は、国内外を問わず実に数多くの医療現場で活用されており、こうした医療機器のメンテナンス・修理は、オリンパスの主要サービスの一つです。

医療現場での医療機器のメンテナンスや修理で欠かせない仕様書やマニュアルなどは、あらかじめ業務に必要な部分を印刷して携行する、もしくは事前にタブレット等の端末へデータを保存して携行していました。しかし、万が一端末の紛失・盗難が発生してしまうと、それらの情報は外部流出する可能性が懸念されていたため、2013年より、システムのリプレイスを検討することになりました。

オリンパスがドキュメントを閲覧するための仕組みのリプレイスを検討するうえで特に重視したのは、医療現場においてもオフラインでドキュメントの閲覧ができること、透かし入りで印刷やデータ閲覧の有効期限設定などセキュアかつ詳細なアクセス制限が行えること、そして現場の一部で利用されているiPad向けのネイティブアプリが用意されていることでした。

オリンパス IT本部 IT企画開発1部 企画開発3グループ 課長代理の槙野理恵氏は、検討時を振り返り、次のように語っています。「当時からファイルの暗号化技術、製品は多くありますが弊社の業務・機能要求に合うものを十分に有しているものは無く、これらの条件をすべて満たしているものはBlackBerry Workspacesだけでした。」

BlackBerry Workspacesにおける最大の特徴は、ファイルレベルで極めて高度なセキュリティを実現している点です。ファイル内の情報を確実に保護するAES256bitの暗号化とDRM (デジタル著作権管理) に加え、ダウンロードや印刷などに関するきめ細やかなアクセス制御機能、さらにはファイルの管理・追跡機能も搭載。これにより、承認されたユーザーだけがセキュアにファイルへアクセスする環境を構築することができます。

修理業務では、最新版のドキュメントを見ながら作業することが重要です。BlackBerry Workspacesではドキュメントダウンロードの有効期限が設定できるため、端末内に保存した古いドキュメントを見ながら修理するような事態も未然に防ぐことができます。また、本機能により様々な理由で印刷が必要となる場合、担当者には透かし入りで印刷ができるダウンロード権限を付与するとともに、必要最低限での有効期限設定を行うことで、セキュリティを確保することができます。

オリンパス IT本部 IT企画開発1部 企画開発3グループ チームリーダーの渡部卓郎氏は、導入の成果について次のように語っています。「BlackBerry Workspacesのおかげで、リプレイス前に課題となっていたセキュリティを含む多くの課題に関しては改善することができました。情報漏えいのリスクが激減し、その機能に大変満足しています。医療事業において、BlackBerry Workspacesは当初想定していた以上の効果を発揮してくれました。この実績に鑑みて、今後は科学事業などほかの領域でも積極的に活用していきたいと考えています。」

ブラックベリー・ジャパン株式会社のエンタープライズセールス ディレクターの五木田憲男は、次のように述べています。「急速なデジタル化が進み、新たに接続されたIoTデバイスが急増し、これらがもたらすデータへの脅威が増大する中で、世界の製造業は急速に変化しています。BlackBerryはすべてのエンドポイントを保護するソフトウェア企業として、オリンパスのような顧客企業がこれらの課題に対処し、データに対するリスクを最小限に抑えると同時に従業員の効率性を高めることを継続的に支援しています。医療、科学、映像技術の世界的リーダーであるオリンパスに、より高い管理性、効率性をもたらし、価値の高い知的財産権を包括的に保護するBlackBerryのソリューションを提供できたことを嬉しく思います。」

(以上)

BlackBerryについて

BlackBerryは、カナダ・オンタリオ州ウォータールーに本社を置くセキュリティソフトウェア・サービス会社で、企業や政府機関向けに、IoTのセキュリティ保護に必要なテクノロジーを提供しています。安全性、サイバーセキュリティ、およびデータプライバシーに妥協することなく取り組んでおり、人工知能やエンドポイント・セキュリティと管理、暗号化技術、組み込みシステムなどの主要分野をリードしています。詳細については、BlackBerry.comをご覧ください。

BlackBerryおよび関連製品の商標の名称及びロゴマーク等は、米国およびその他の国におけるBlackBerry Limited.の登録商標または商標です。その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。BlackBerryは第三者のいかなる製品またはサービスについて責任を負うものではありません。

 

報道関係者お問い合わせ先
BlackBerry Media Relations
Tel: +1 (519) 597-7273
Email:
mediarelations@BlackBerry.com

投資家向けお問い合わせ先
BlackBerry Investor Relation
Tel: +1-519-888-7465
Email:
investor_relations@BlackBerry.com