BlackBerry Limited（本社: カナダ オンタリオ州、CEO: ジョン・チェン、NYSE: BB、TSX: BB、以下BlackBerry）は本日、最新のランサムウェア復旧機能を搭載し、サイバー攻撃からの迅速な復旧を可能にする次世代のコンテンツ・コラボレーション・プラットフォーム「BlackBerry Workspaces」を発表しました。
企業がいかに細心の注意を払ったとしても、ランサムウェア攻撃は避けられません。2017年、最も一般的だったマルウェアはランサムウェア攻撃でした1。2019年末までには、14秒に１回のペースでランサムウェア攻撃が企業を襲うと予想されており、その結果、年間の被害総額は115億ドルに達する見込みです2。
BlackBerryの最新のランサムウェア復旧機能は、ユーザーのPCと同期ファイルが感染した場合、感染したユーザーのアカウントを凍結することで、ランサムウェア攻撃の被害を封じ込め、制限することができます。ランサムウェア復旧ソリューションの大半は、全社的にロールバックを適用するため、影響を受けていないシステムのユーザーもデータ損失を被るケースがあります。一方、BlackBerry Workspacesの場合、管理者はユーザーのログを確認した上で、感染したワークスペース、フォルダー、ファイルを正確に特定します。そのため、影響を受けたファイルを選択する形で、攻撃される前のバージョンへのロールバックを適用でき、ロールバックによる復旧の範囲にも制限はありません。このように影響を受けたファイルだけを正確に除去することで、システム全体を対象とした復旧メカニズムにつきものの、業務や生産性の損失を回避できます。
BlackBerryのエンタープライズ製品担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるBilly Hoは、次のように述べています。「データの損失、機会コスト、風評被害に加えて、ランサムウェア攻撃に伴うダウンタイムは、あらゆる業界のお客様に実害を及ぼす可能性があります。この中には、ヘルスケアや公共の安全などの被害が大惨事を引き起こしかねない業界も含まれます。攻撃のリスクを最小限に抑える上で、企業に求められるのは確固たるセキュリティ文化です。当社のサイバーセキュリティ・コンサルティング・チームは、過去数年間にわたってリスクを最小限に抑えるためにサポートしてきました。さらに、最悪のシナリオを想定して、多層防衛モデルを適用しつつ、不可避な不正アクセスを念頭に置いた、エンタープライズ技術スタックを導入することも企業にとっては不可欠です。」
今回発表された最新のランサムウェア復旧機能は、BlackBerry WorkspacesのCollaborate EditionとSecure Plus Editionを対象とし、追加料金不要で提供されます。今回の最新ソリューションは、ロンドン（9月12日）とニューヨーク（10月4日）で行われる2018年「BlackBerry Security Summit」で紹介されます。
「モノの企業」（Enterprise of Things、EoT）内のエンドポイントの接続はこれまで、企業の業務遂行、商品・サービスの提供、問題解決のあり方に変革をもたらしてきました。その一方で、企業のサイバー攻撃からの脆弱性という問題も露呈しています。BlackBerryでは、BlackBerry Workspacesなどのセキュアなソフトウェア製品群を幅広く提供するとともに、モバイル脅威の検出アプリケーションについてベンダー数社とパートナーシップを締結して高度な連携機能を実現しており、ランサムウェアから企業を保護、サポートしています。このほか、BlackBerryはサイバーセキュリティ・コンサルティング・サービスを通じてサイバーセキュリティの専門知識を提供しており、ランサムウェアへの対応状況を評価することで、企業が自社の脅威環境を検証し、攻撃を軽減するためのサイバーセキュリティ戦略の策定をサポートしています。BlackBerryとEoTについての詳細は、www.blackberry.comをご覧ください。
1 Verizonの「2017 Data Breach Investigations Report」
2 Cybersecurity Ventures調べ
（以上）
BlackBerryについて
BlackBerryは、カナダ・オンタリオ州ウォータールーに本社を置くセキュリティソフトウェア・サービス会社で、企業や政府機関向けに、IoTのセキュリティ保護に必要なテクノロジーを提供しています。安全性、サイバーセキュリティ、およびデータプライバシーに妥協することなく取り組んでおり、人工知能やエンドポイント・セキュリティと管理、暗号化技術、組み込みシステムなどの主要分野をリードしています。詳細については、BlackBerry.comをご覧ください。
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