BlackBerry Limited (本社: カナダ オンタリオ州、CEO: ジョン・チェン、NYSE: BB、TSX: BB、以下BlackBerry) は本日、カーネルからエッジまで、かつてないほどセキュアなハイパーコネクティビティを実現できるよう設計・開発された、最新の「Enterprise of Things」 (EoT: モノの企業) プラットフォーム、「BlackBerry Spark」を構成する新たなソフトウェア、およびサービスを発表しました。
この最新のプラットフォームは、英国ロンドンで開催されたBlackBerryの年次イベント、「Security Summit」で発表されたもので、企業は自社のインフラストラクチャをスケールアップし、既存・新規のワークフローを対象に、自社の送信するアプリケーションやデータなど、さまざまな“モノ”を安全に管理、接続、使用することができます。さらにOEM企業にとっては、安全なIoTデバイスを市場投入できるだけでなく、ユーザーの大幅な生産性向上を支援するとともに、高いセキュリティや規制コンプライアンスを維持することができます。
BlackBerryの最高技術責任者であるCharles Eaganは、次のように述べています。「BlackBerryのテクノロジーは、ハイパーコネクティビティで繋がる今日の世界に欠かせない、高度なセキュリティを実現します。私たちは、オフィスから工場まで、組織が顧客のために革新的な新しいソリューションを迅速に構築・展開できるようよう支援しています。BlackBerryはこれらを単一のプラットフォームで提供できる唯一の企業です。」
BlackBerry Sparkを構成する、新たなサービスと機能は以下の通りです。
AWS IoT向けのコンテキストに基づくデバイス管理機能:シンプルな管理画面を特徴とするプラットフォームにより、企業は社内ポリシーや管理コントロールを適用することで、消費者および企業向けデバイスを企業ネットワークに追加することができます。このサービスにより、ネットワークにつながった“モノ”は、求められる価値をあらゆるワークフローにもたらし、企業全体を不要なリスクにさらしかねないサイバー攻撃に対する脆弱性を低減することができます。
IoTデバイスのOEM向け製造サービス:本日提供開始した本サービスにより、OEM企業は自社の組み立てラインから、信頼性の高いBlackBerry Secure対応のハードウェアを実装することができます。BlackBerryは今後、サービスの一環として、BlackBerry Network Operations Center (NOC) に接続された、セキュアなトークンと証明書のプロビジョニングと割り当てに対応した、セキュアなリモート・ワークステーションを提供していきます。
BRIDGEの機能拡張:BlackBerry Enterprise BRIDGEソリューションの機能拡張により、BlackBerry Dynamicsコンテナ内のアプリケーションから、Microsoft Office 365ファイルのシームレスなアクセス、編集、保存が可能になりました。
BlackBerry UEM (Unified Endpoint Management) の通知機能:リアルタイムのアラートを見失うことなく、電話、テキスト、電子メールといった複数のチャネルを通じて、単一システムから通知を送ることができるようになります。これにより、IT管理者は、コンプライアンスとセキュリティをより効率的に管理できるようになります。また、BlackBerry UEMの通知機能により、管理部門の担当者は、通知を送信した人物の記録や、通知受信の証拠を、ほんの数分の間に受け取ることができます。
BlackBerry Secure Global Directory:新しいBlackBerry Secure Global Directoryを通じて、さまざまな企業に属する個人同士は、より高速、かつセキュアな環境でメッセージを送受信することができます。ディレクトリ内の社外の連絡先情報を確認することができるようになり、BBM Enterpriseを通じて安全にコミュニケーションを取ることが可能です。
iManageとBlackBerry Workspacesの統合:iManageを活用することで、弁護士は取り消し可能なデジタル著作権管理 (DRM) の保護機能を文書に適用し、相手方の弁護士とセキュアに共有するこが可能です。
Sparkのインテリジェントなセキュリティ:継続的なコンテキスト認証に基づいた、デジタル アイデンティティを作成する新サービスです。この革新的な技術は、位置情報、生体認証情報、時間、使用状況などのさまざまな要素を基に、従業員や取引先のプロファイルに認めるべきアクセスレベルを、いかなる時でも決定することができます。BlackBerry Sparkは他のIDプロバイダーやシステムとシームレスに連携するため、簡単に、そしてセキュアにデータを共有することができます。
IoTマッシュアップ機能:BlackBerry Sparkはテクノロジーに依存しないため、さまざまなアプリケーションや使用事例を組み合わせることが可能です。例えば、顔認証機能と、BlackBerry AtHocおよびIBM Watsonを組み合わせて、緊急アラートをカスタマイズさせることも可能です。
インテリジェントな交通システム:BlackBerry AtHocとの連携により、BlackBerry Radarのユーザーは、さまざまな要因についてリアルタイムのアラートを取得し、生産性、コンプライアンス、セキュリティ、ドライバーの満足度の向上につなげることができます。例えば、BlackBerry AtHocとBlackBerry Radarの連携機能によって、天候や港の混雑具合、正確な位置情報を把握することができます。
プライバシーとセキュリティを重視した画期的なイノベーション
BlackBerryは、センサーやエンドポイントから報告される内容を疑うことなく信頼するためには、人と機械にとってセキュリティとプライバシーが重要であると考えています。BlackBerryのこうした考えは、ソフトウェア/サービス・プロバイダーとして、世界トップ10の銀行すべて、主要国首脳会議 (G7) の全7か国、さらには同社のソフトウェアを合計1億2,000万以上の市販自動車に搭載する60社以上の自動車メーカーとTier1サプライヤーから高い信頼を得ています。
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BlackBerryについて
BlackBerryは、カナダ・オンタリオ州ウォータールーに本社を置くセキュリティソフトウェア・サービス会社で、企業や政府機関向けに、IoTのセキュリティ保護に必要なテクノロジーを提供しています。安全性、サイバーセキュリティ、およびデータプライバシーに妥協することなく取り組んでおり、人工知能やエンドポイント・セキュリティと管理、暗号化技術、組み込みシステムなどの主要分野をリードしています。詳細については、BlackBerry.comをご覧ください。
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