BlackBerry、エレクトロニクス業界向けに 一般消費者が信頼できるIoTデバイスの開発支援を提供

January 11, 2019

BlackBerry Limited(本社: カナダ オンタリオ州、CEO: ジョン・チェン、NYSE: BB、TSX: BB、以下BlackBerry)は本日、エレクトロニクス業界が安全かつセキュアなIoTデバイスを迅速に市場投入できるよう、「BlackBerry Secure」のテクノロジーとライセンスの供与戦略を拡大することを発表しました。

BlackBerryの最近の調査によると、米国、英国、カナダの一般消費者の約80%は、現行のコネクテッド機器によるデータのセキュリティとプライバシーの保護を信頼していないことが明らかになっています。さらに、今後の購入について尋ねたところ、データのセキュリティとプライバシーについて確固たる評判を持つ企業の製品を選ぶ可能性が高いと回答しました。

新しいBlackBerry Secure 機能パックは、信頼できるソフトウェアと実績あるフレームワークをIoTデバイスのメーカーに提供することで、こうした懸念や購買嗜好に応えるものです。これにより、メーカーはヘルストラッカーからAlexa対応スピーカーまで、さまざまなスマート製品のセキュアな開発が可能となり、高度なテクノロジーやサイバーセキュリティの専門知識を一から社内で構築する必要はありません。

製品がBlackBerryの基準に沿って開発されたかを確認するために、作られた製品はBlackBerryのサイバーセキュリティ専門家チームによりレビューされます。その後、製品はデータのセキュリティと信頼性の証である「BlackBerry Secure」として認定されます。

BlackBerryのシニア・バイスプレジデント兼モビリティ・ソリューション部門ジェネラル・マネージャーであるAlex Thurberは、次のように述べています。「2019年には、一般消費者の購買活動において、より高水準のセキュリティとデータのプライバシーを保証する製品が求められるでしょう。IoTデバイスのメーカーは、一般消費者、小売業者、企業が購入・使用したいと思う超セキュアな製品を市場投入し、セキュリティとプライバシーの懸念を真正面から解決することで、混沌としたIoT市場で差別化を図ることができるでしょう。この新サービスは、BlackBerryのソフトウェアライセンス供与戦略の要であり、BlackBerryがこれまで最もセキュアなスマートフォンを提供する企業から、すべてのスマート・シングス(モノ)に信頼性の高いセキュリティを提供する企業として進化したことを強調するものです。」

OEM各社は、本日提供を開始した以下の機能パックを活用できます。各パックは共通の機能を基礎としており、さまざまなレベルの管理とコントロールに対応しています。

  • BlackBerry Secure Enablement Feature Pack:このEnablement Packは、セキュアな製造機能と製品のライフサイクル管理機能を提供します。具体的には、BlackBerryの提供する製造ステーションが、ハードウェアの「信頼の基点(Root of Trust)」を実現しつつ、24時間365日体制でアップタイムと信頼性を監視するBlackBerryのNetwork Operation Centerと連携します。製造時には、BlackBerry Secure Identity Service Keyがハードウェアに搭載され、セキュアなサーバー上に記録されます。そして、製品の提供開始時に加えて、製品のライフサイクルを通じて定期的にチェックが実行され、2つの鍵の照合状態が確認されます。照合が確認されなかった場合、デバイスは起動しません。
  • BlackBerry Secure Foundations Feature Pack:OSのカーネルの堅牢化に加えて、Foundations Packは、ソフトウェアをロックダウンし、セキュアブートとARM Trustzoneテクノロジーによって実行することで、さまざまなソフトウェア運用で使用される暗号鍵をセキュアに生成、使用、保管します。本パックには、BlackBerry Integrity Detection(BID)サービスも含まれており、ソフトウェア・スタック全体のさまざまなコンポーネント(カーネル、Pathtrust、SELinux等)に対応するほか、ユーザーや信頼できるサードパーティ・アプリケーションによってアクセス可能な、リアルタイムの「ヘルス」レポートを生成します。
  • BlackBerry Secure Enterprise Feature Pack:Enterprise Packは、Android Enterpriseの標準機能を上回る、より高度な管理とコントロールを実現するもので、規制や制限の厳しい環境で使用されるデバイスに最適です。デバイスに導入されるデバイス管理ポリシーの拡大により、企業はデバイスのデバッグ・インターフェイス、通信プロトコル(Bluetooth、NFC)、無線(セルラー、WIFI、GPS)によるアクセス対象をコントロールし、自社のデータを保護できます。各種ポリシーの設定により、FIPSなどの証明書用の基本セキュリティを追加することも可能です。

BlackBerry Secure feature packsに関する詳しい情報はこちらをご参照ください。

(以上)

BlackBerryについて

BlackBerryは、カナダ・オンタリオ州ウォータールーに本社を置くセキュリティソフトウェア・サービス会社で、企業や政府機関向けに、IoTのセキュリティ保護に必要なテクノロジーを提供しています。安全性、サイバーセキュリティ、およびデータプライバシーに妥協することなく取り組んでおり、人工知能やエンドポイント・セキュリティと管理、暗号化技術、組み込みシステムなどの主要分野をリードしています。詳細については、BlackBerry.comをご覧ください。

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