BlackBerry Limited（本社: カナダ オンタリオ州、CEO: ジョン・チェン、NYSE: BB、TSX: BB、以下BlackBerry）は本日、最新のモバイル脅威検知（MTD）ソリューションの「BlackBerry® Protect Mobile」を発表しました。本ソリューションは、BlackBerry® Protectの誇る人工知能（AI）ベースの強力なセキュリティ機能を拡大し、モバイルデバイスへの対応を実現しています。また、モバイル、デスクトップ、サーバーのエンドポイントに対して単一のセキュリティ・コンソールが用意されており、セキュリティチームは、かつてない可視性を得られます。モバイルマルウェアやモバイルフィッシング攻撃により、リモートワーカーが標的となる昨今において、これは極めて重要な機能です。
最近の調査によると、モバイルフィッシング攻撃は最も急増している脅威の1つであり、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のためリモートワークへの移行が進む中、世界規模のモバイルフィッシング攻撃は約40%増加しています。エンドポイント・アクティビティの可視性が十分でないと、インフラストラクチャに潜む脅威が検出されず、手遅れになる可能性があります。セキュリティ侵害の60%のケースで、攻撃者は数分以内に企業・団体へ不正アクセスを行う1一方で、悪意のある攻撃の発生を特定するには、平均で229日を必要とします2。
BlackBerry Protect Mobileは、BlackBerry Spark® プラットフォーム上に構築されており、BlackBerryの高度なAIエンジンを活用することで、実際に攻撃される前に攻撃を検知します。そして、正規のウェブページを模倣し、機密情報や個人情報を収集する、なりすましサイトに関しては、ユーザーがURLを開き、ウェブサイトを訪問する前に、アラートを出します。その際、デバイスとアプリケーションのレベルでモバイルマルウェア攻撃を検知することで、人の介在なしに保護機能を拡大できます。本ソリューションは、システムのパラメーター、デバイスの構成、システムライブラリをアプリケーションレベルで監視することで、セキュリティの脆弱性や潜在的な悪意あるアクティビティを特定します。また、サイドロードアプリケーションによるマルウェアも特定でき、アプリケーションの入手は、セキュアなデータ保管レポジトリを経由した場合に限定されます。
BlackBerryのBlackBerry Spark担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるBilly Hoは、次のように述べています。「モバイルデバイスでの業務の遂行に加えて、外出時にコンテンツを閲覧・アクセスするユーザーが攻撃を受けやすくなることから、モバイルユーザーを標的としたフィッシング攻撃は、今後も拡大が予想されます。BlackBerry Protect Mobileは、モバイルデバイスのセキュリティ機能を当社の統合エンドポイントセキュリティ（UES）ソリューションに組み込んでおり、シンプルなアプローチを通じて、エンタープライズ組織全体のフィッシング攻撃やモバイルマルウェアを特定し、ユーザーや管理者にアラートを出します。」
IDCのエンタープライズ・モビリティ部門プログラムバイスプレジデントであるPhil Hochmuth氏は、次のように述べています。「新型コロナウイルス感染症（COVID-19）のパンデミックに伴い、世界規模でリモートワークへ移行したことにより、これまでの仕事の概念は根底からくつがえされ、リモートワークは常識になりつつあります。モバイル脅威検知のように、エンタープライズ・セキュリティの最新化を図ることは、モバイルリスクの増大から従業員を保護する上で欠かせない要素であり、昨今のリモートワークブームは、こうした取り組みの契機になると予想しています。」
[1] 出典：Verizon社「データ漏洩侵害調査報告書」
2 出典：Ponemon Institute 「2016年情報漏えい時に発生するコストに関する調査：グローバル分析」
（以上）
BlackBerryについて
BlackBerryは、世界中の企業や政府機関向けに、インテリジェントなセキュリティソフトウェアとサービスを提供しています。BlackBerryのソリューションは、1億7,500万台の自動車をはじめ、500万以上のエンドポイントを保護しています。カナダ・オンタリオ州ウォータールーに本社を置く同社は、AIと機械学習を活用して、サイバーセキュリティ、安全性、およびデータプライバシーソリューションの分野で革新的なソリューションを提供しています。さらに、エンドポイントのセキュリティ管理、暗号化、組み込みシステムどの主要分野をリードしています。詳細については、BlackBerry.comをご覧ください。
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