MITRE ATT&CK」評価テストにおいて、BlackBerry® Unified Endpoint Securityソリューションの AI予測防御アプローチを実証

May 15, 2020

BlackBerry Limited(本社: カナダ オンタリオ州、CEO: ジョン・チェン、NYSE: BB、TSX: BB、以下BlackBerry)は、「MITRE ATT&CK®」評価テストにおいて、BlackBerry Unified Endpoint Security(UES)ソリューションの高い検知能力が実証されたことを発表しました。今回の評価テストでは、サイバー攻撃グループ「APT29」が使用する高度な攻撃戦術・技法に従って、各社のソリューションが検証されました。サイバーセキュリティの専門家によると、「APT29」はロシア政府の関与が疑われるサイバー攻撃実行グループと考えられています。

MITREは、攻撃者の戦術・技法に関するオープンソースの報告に基づき、「ATT&CK」フレームワークを開発・管理しています。この「ATT&CK」は無償公開されており、ネットワークの防御体制を強化する選択肢の評価・採用に際し、可視性、防御ツール、プロセスの不足部分を特定するものとして、産業界や政府のサイバー防御担当者に広く利用されています。

BlackBerryのグローバル・エンタープライズ・ソリューション担当バイスプレジデントであるThomas Paceは、次のように述べています。「BlackBerryのセキュリティ製品は、最も高度な脅威から企業や官公庁を保護できるように設計されています。MITRE社の『ATT&CK』評価テストにより、業界全体と協力を進め、BlackBerryのAIソリューションがAPT(持続的標的型攻撃)などの高度な技法に対してどのように優れているかを実証することができました。また、『APT29』テストは厳密に検知能力を評価するテストであったため、BlackBerry® Protectのコア機能で一連の攻撃を初期段階で自動的に防御し、エンドポイントでの脅威検出と対応の負担が軽減されたことは、注目に値することです。」

今回の評価テストで用いられたBlackBerryのアプローチは、緊密に統合された製品ポートフォリオが基礎となっており、これらの製品が連携することで、効果的に脅威を検知しました。エンドポイント検知・応答(EDR)の担当者は、BlackBerryの製品を使用することで、疑わしい行動を直ちに特定し、その実態を明らかにするという相乗効果を得られます。「APT29」テストでは、単一の脅威技法に対し、BlackBerryの複数の検知機能が起動したことで、こうしたメリットが明らかになりました。

テストの主な結果は、以下の通りです。

  • BlackBerry UESの自動化機能は、インシデント・レスポンス時に手作業で介入する必要性を大幅に軽減しています。
  • BlackBerry Protect、BlackBerry® Optics、BlackBerry® Guardはいずれも、攻撃の検知のみならず、攻撃の戦術・技法の図式化やテレメトリの提供を通じ、攻撃に関する豊富なコンテキストを提供する上でも重要な役割を果たしました。
  • 検知件数に関するBlackBerryのパフォーマンスは極めて高く、従来型のEDR企業を圧倒しました。
  • 今回の「APT29」評価テストでは、BlackBerry Optics 2.4リリースを含む新たなセンサーに対するEDR市場の需要を検証しています。
  • これらの新型センサーにより、BlackBerryは、キルチェーン全体、および134ある3次ステップのうち115のステップで可視性を実現しました。

(以上)

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BlackBerryは、世界中の企業や政府機関向けに、インテリジェントなセキュリティソフトウェアとサービスを提供しています。BlackBerryのソリューションは、1億5,000万台の自動車をはじめ、500万以上のエンドポイントを保護しています。カナダ・オンタリオ州ウォータールーに本社を置く同社は、AIと機械学習を活用して、サイバーセキュリティ、安全性、およびデータプライバシーソリューションの分野で革新的なソリューションを提供しています。さらに、エンドポイントのセキュリティ管理、暗号化、組み込みシステムどの主要分野をリードしています。詳細については、BlackBerry.comをご覧ください。

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