BlackBerry、APEC首脳会議にてマレーシア政府とサイバーセキュリティ関連の 重要契約を締結、カナダとマレーシアの首相も歓迎の意を表明

December 06, 2023

~長期契約を締結し、マレーシア政府にサイバーセキュリティソリューションのフルスイートを提供~

BlackBerry Limited(本社: カナダ オンタリオ州、NYSE: BB、TSX: BB、以下BlackBerry)は、マレーシアのサイバーセキュリティ体制強化を目的に、同国政府と長期的なソフトウェアおよびサービス契約を締結したことを発表しました。

本契約によりマレーシア政府は、信頼性の高いBlackBerry®サイバーセキュリティソリューションのフルスイートを活用し、マレーシア通信マルチメディア委員会(MCMC)のインテグリティ(完全性)を向上できるようになります。また、先進的なサイバーセキュリティソフトウェアとトレーニングを提供し、マレーシアの人材スキルの強化をサポートします。

本契約で、マレーシアの公共部門は、主権クラウド(ソブリンクラウド)でホストされるBlackBerryのソフトウェアとサービスに対し、安全で信頼性の高いリアルタイムのアクセスを享受できるようになります。これには、サイバー攻撃を予測・防止するCylance® AIを備えたBlackBerryの世界最高水準のサイバーセキュリティソリューションや、北大西洋条約機構 (NATO) 認定でセキュアな通信を実現するBlackBerry® SecuSUITE®、ローミングを実行する担当者間で政府データを保護するBlackBerry® UEM(統合エンドポイント管理)、重大なイベント管理や緊急時対応において世界中の政府で採用されている緊急通信システムのBlackBerry® AtHoc®が含まれています。

BlackBerryは、2024年にクアラルンプールに世界最高水準の「サイバーセキュリティ・センター・オブ・エクセレンス(CCoE)」を設立することを発表しました。CCoEでは、マレーシアのサイバーセキュリティ能力と即応性を高めるための専門トレーニングを提供し、同国で1万2,000人以上のサイバー専門家が不足しているといわれている状況の緩和を目指します。

カナダ政府はCCoEの設立を歓迎しており、同国のインド太平洋戦略で義務付けられている東南アジアへのサイバーセキュリティ能力構築支援を実施するため、BlackBerry、マレーシア政府、CCoEと緊密に連携する方針を掲げています。

急成長を遂げるマレーシアは、アメリカ、カナダ、ヨーロッパにある既存のCCoEネットワークに加え、アジア太平洋地域におけるBlackBerry初のCCoEの拠点として戦略的に選定されました。CCoEはサイバーセキュリティ教育とトレーニングを提供し、サイバー脅威インテリジェンスとインシデント対応にあたる「常時稼働」なチームを備えており、企業、政府、インフラを標的とした悪意のあるサイバー活動から同国を保護する支援を行います。また、CCoEは国家間の情報共有を強化し、BlackBerryのグローバルな脅威インテリジェンスのネットワークをさらに拡大させます。

マレーシアのダトゥク・セリ・アンワル・イブラヒム(Datuk Seri Anwar Ibrahim)首相は、次のように述べています。「マレーシアがこれからも継続的に成長し、繁栄し、国が保有するデータと国民の安全を保護していくためには、最先端技術を包括した国際的なパートナーシップを構築しつつ、海外からの投資を誘致した上で、グローバル水準のサイバーセキュリティ人材を迅速に増員し、トレーニングする必要があります。私たちは、マレーシアの政府情報、データ、通信におけるデータ主権を確保し、サイバーレジリエンスの先進事例になるという国家としての目標に向け、BlackBerryと連携できることを喜ばしく思います」

カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相は、次のように述べています。「サイバーセキュリティは、本地域における平和、安全、協力の促進を目指すカナダのインド太平洋戦略の重要な柱です。サイバーセキュリティは国際協力を必要とする共通の課題であり、だからこそ私たちは、カナダの重要な二国間パートナーであるマレーシアに設立されるBlackBerryのCCoEを強く支援します。マレーシアの未来のサイバー防衛を支援し、カナダ・東南アジア間で専門知識を共有するための、より強力な地域ネットワークを構築することで、私たちは両国と、そしてより広範な地域のサイバー脅威に対抗し、抑止し、対応するためのレジリエンスと能力をさらに強化することが可能となるのです」

また、BlackBerryのサイバーセキュリティビジネスユニット プレジデントであるジョン・ジアマッテオ(John Giamatteo)は、次のように述べています。「BlackBerryは、約40年にわたり、世界中の政府機関や企業の保護に尽力してきました。マレーシアおよびカナダ政府と連携して、マレーシアのサイバーセキュリティ体制の強化に貢献できることは大変光栄です。これにより、政府データならびに高度な重要性を持つ通信を積極的に保護しながら、重大インシデントの管理もサポートします。また、マレーシアにBlackBerryのCCoEが設立されることを大変誇りに思います。同センターは、高度なスキルを備えたサイバーセキュリティ人材を育成し、マレーシアを脅威インテリジェンスの重要地域拠点として位置付けるという首相の戦略的目標を支援します」

Giamatteo は、マレーシアにおけるBlackBerryサイバーセキュリティソリューションの展開およびBlackBerry CCoEの設立を監督します。またGiamatteo の他、契約調印式には以下の関係者も同席しました:
BlackBerryの最高政府関連・公共政策責任者であるMarjorie Dickman、マレーシアのファミ・ファジル デジタル通信相、MCMCのTuan Ahmad Fahmi bin Mohamed Fadzil執行会長、およびサンフランシスコで開催されたAPEC首脳会議に出席したマレーシア代表団の他のメンバー。

BlackBerryについて
BlackBerryは、世界中の企業や政府機関向けに、インテリジェントなセキュリティソフトウェアとサービスを提供しています。BlackBerryのソリューションは、2億3,500万台の自動車をはじめ、5億以上のエンドポイントを保護しています。カナダ・オンタリオ州ウォータールーに本社を置く同社は、AIと機械学習を活用して、サイバーセキュリティ、安全性、およびデータプライバシーソリューションの分野で革新的なソリューションを提供しています。さらに、エンドポイントのセキュリティ管理、暗号化、組み込みシステムなどの主要分野をリードしています。詳細については、BlackBerry.comをご覧ください。

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