ソニーライフ・エイゴン生命が BlackBerryのエンタープライズ・ソリューションを採用

January 10, 2018

BlackBerry Limited (本社: カナダ オンタリオ州、CEO: ジョン・チェン、NYSE: BB、TSX: BB、以下BlackBerry) は本日、ソニーライフ・エイゴン生命保険株式会社 (本社: 東京都渋谷区、代表取締役社長: 西野 彰、以下ソニーライフ・エイゴン生命) がセキュアなモバイルワークの実現のため、BlackBerry® Unified Endpoint Manager (BlackBerry® UEM*) を採用したことを発表しました。ソニーライフ・エイゴン生命は、BlackBerryのエンタープライズ・ソリューションにより、全従業員と顧客が機密情報をどこからでも安全に共有できるようになるとともに、業務効率の向上と運用管理の高い利便性を実現しました。

ソニーライフ・エイゴン生命は、ソニーフィナンシャルホールディングス傘下で生命保険事業を手がけるソニー生命保険と、南北アメリカ・ヨーロッパ・アジアの20ヶ国以上で事業を展開するエイゴングループのエイゴン・インターナショナルとの合弁会社です。年金保険商品のエキスパートであるソニーライフ・エイゴン生命は顧客に対する高水準のプライバシーとセキュリティが求められています。

2014年、ソニーライフ・エイゴン生命はデスクトップ仮想化環境を構築しましたが、その運用において、さまざまなモバイルデバイスで従業員が使用するアプリケーションや電子メール、カレンダーのセキュアなラッピングを行う手間が発生していました。モバイル端末の支給者の約8割は全国各地で営業活動を行う営業スタッフで、どこからでも本社や同僚、顧客と機密データを共有する必要がありました。しかし、アプリケーション更新などの際には、端末を物理的に回収してから再セットアップを行い、営業スタッフに再び提供するという運用負荷が生じていました。その時間と動作検証などの手間は、大きな負担となっていました。そのため、営業スタッフがセキュアかつシームレスに業務を遂行できると同時に、効率的なIT管理を実現する新しいシステムを検討することになりました。

ソニーライフ・エイゴン生命の情報システム部 システム業務課 統括課長の馬場正晴氏は、「私たちは多くの機密情報を取り扱っているため、顧客の機密保持が最優先事項です。モビリティ戦略の進化に合わせて、クライアントにより良いサービスを提供し、業務効率を向上させるためのより優れた方法を見つけなければなりませんでした。さまざまなソリューションを評価した結果、モバイルワークでの厳しいセキュリティ要件を満たし、なおかつ情報システム部門の運用負担を軽減できるBlackBerryの採用を決定しました」と語っています。

馬場氏はさらに、「BlackBerry UEMは非常に高い情報の機密性を備えています。しかも、App Storeから直接アプリケーションをダウンロードでき、ネイティブエクスペリエンスを提供している点も運用負荷を軽減するという課題の解決につながると考えました。結果として、営業スタッフとお客様はBlackBerryによって高度に保護されているという安心感を持ち、営業スタッフはお客様によりよいサービスを提供することに専念できるようになりました」と説明します。

また、ソニーライフ・エイゴン生命では、現在iOSとAndroid端末を混在して使用しているため、新しいシステムがさまざまなオペレーティングシステムやデバイスをサポートしていることも重要な選定基準でした。今回、販売代理店の新明和ソフトテクノロジが充実した導入サポートを提供し、円滑な導入を実現しました。

ソニーライフ・エイゴン生命の情報システム部 ITセキュリティマネージャの磯貝徹氏は、「これまで課題となっていた運用負荷については、アプリ配信の際アプリのラッピングが不要になっただけでなく、サーバー台数が減ることでメンテナンスが容易になり、ハードウェアコストの削減と同時に、リソースにも余裕ができました。使い勝手の面でも大きな改善効果が見られました。新システムではプッシュ通知によるリアルタイム性が高まり、業務効率の向上に役立っています」と語ります。

BlackBerryのエンタープライズ・ソリューションにより、モバイルワークにおける利便性向上と運用負荷の低減を同時に実現したソニーライフ・エイゴン生命。現在は、デジタル変革をさらに推進するため「BlackBerry® Workspaces」の導入を検討しています。これにより、社外へ機密情報を共有する際、リアルタイムで同期させることができると同時に、非常にセキュアな環境においてコンピュータやタブレット、スマートフォン間でドキュメントの編集、共有、制御が可能になります。

BlackBerry Japanのエンタープライズセールス ディレクターである五木田 憲男は、次のように述べています。「日本では、企業が場所を選ばない働き方を推進し、ワークライフバランスの実現を目指していますが、セキュリティ上の脅威や複雑さ、使い易さ、導入に多くの課題を抱えています。BlackBerryは、日本の企業がより効率的でセキュアに生産性を高めることができるよう支援しています。ソニーライフ・エイゴン生命がモバイルワークの安全性を保証し、企業のデータやお客様データをBlackBerry Secureなレベルでセキュリティを確保していることを嬉しく思います。」

セキュリティの確保は、コンピュータのネットワークだけでなく、エンドポイントのネットワークにまで求められています。BlackBerryは、これらのエンドポイントがBlackBerryが提唱する「Enterprise of Things (EoT: モノの企業)」の典型例だと考えます。つまり、相互に通信する企業内のデバイスやコンピュータ、センサー、トラッカー、機器、およびその他の接続された「モノ」の集合で、スマートな製品開発や流通、マーケティング、販売を実現するものです。BlackBerryは包括的なクラウド対応ソフトウェアでEoTに取り組み、企業がモバイルデバイスや接続されたモノだけでなく、すべてのメッセージやファイルタイプの通信を管理、保護することを実現します。

BlackBerry Secureソリューションの詳細は、https://jp.blackberry.com/enterprise (日本語) をご参照ください。

注*: BlackBerry® UEM (Unified Endpoint Manager、旧称BES12) は、急増しているモバイルワーカーや多様な働き方に、完全に統一されたエンドポイント管理とポリシーコントロールを提供します。BlackBerry® Enterprise Mobility Suiteの一部であるBlackBerry UEMを使用すると、主要プラットフォーム (Android for Work、Samsung KNOX、iOS、Windows 10、OS X、およびBlackBerry 10) 上で動作するデバイスを安全に管理できます。また、Mobile Device Management (MDM) コントロールによりモバイル端末のポリシーを管理することで、Mobile Application Management (MAM) 機能により承認されたビジネスアプリケーションを展開することも可能です。

(以上)

BlackBerryについて

BlackBerryは、カナダ・オンタリオ州ウォータールーに本社を置くセキュリティソフトウェア・サービス会社で、企業や政府機関向けに、IoTのセキュリティ保護に必要なテクノロジーを提供しています。安全性、サイバーセキュリティ、およびデータプライバシーに妥協することなく取り組んでおり、人工知能やエンドポイント・セキュリティと管理、暗号化技術、組み込みシステムなどの主要分野をリードしています。詳細については、BlackBerry.comをご覧ください。

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