ソフトウェア・サプライチェーンのセキュリティ脆弱性に対応するため、
実用的なインテリジェンスを機器メーカーに提供
BlackBerry Limited（本社: カナダ オンタリオ州、CEO: ジョン・チェン、NYSE: BB、TSX: BB、以下BlackBerry）とデロイトは本日、自動車メーカーとミッションクリティカル・アプリケーションの開発企業を対象とした、ソフトウェア・サプライチェーンの保護に関する提携を発表しました。
契約の一環として、デロイトは今後、BlackBerryの主力ソフトウェア構成解析ツール「BlackBerry® Jarvis™」を活用して、オープンソース・ソフトウェア（OSS）、共通脆弱性識別子（CVE）、ソフトウェア部品表（SBOM）の解析機能を提供していきます。医療、自動車、航空宇宙など、各業界のデロイトの顧客企業は、Jarvisプラットフォームから提供される実用的なインテリジェンスを通じ、ソフトウェアの安全性とセキュリティを担保できます。
両社が共同で提供するソフトウェア/サービス製品は、G7加盟国の交通担当省への採用実績を誇り、交通管理と広範な交通インフラストラクチャの安全を保証しています。
BlackBerryのBlackBerry Technology Solutions、最高技術責任者（CTO）であるAdam Boultonは、次のように述べています。「デロイト社との提携を大変嬉しく思います。自動車メーカーと重要インフラストラクチャの責任者は、最終製品の安全性を担保し、最新のセキュリティパッチを確実に適用するために、組み込みシステムのセキュリティ上の課題を深く理解できるようになります。組み込みソフトウェアの開発者は、知的財産の紛争やセキュリティリスク、全体的な品質に実害を及ぼす可能性があるサプライチェーンの問題を検出できるツールや専門知識を活用することで、多くのインサイトを得られます。」
BlackBerry Jarvisは、多層型のソフトウェア・サプライチェーンの複雑化と拡大するサイバーセキュリティの脅威に対応するために設計されており、自動車メーカー各社は、自社とサプライチェーンのソフトウェア資産の出所を把握し、製品が安全であり、最新のセキュリティパッチで更新されていることを確認することができます。
従来は、多数の専門家と膨大な時間を要する手作業によるスキャンが必要でしたが、BlackBerry Jarvisは、数分で実用的なインサイトを提供することで、脆弱性の特定と修正のニーズに対応します。
デロイト社のリスクアドバイザリー部門IOT担当ディレクターであるStephen Meagher氏は、次のように述べています。「今回のBlackBerryとの提携を非常に嬉しく思います。両社はすでに生産的な関係を構築しており、今後はモビリティなどの重要な市場機会に注力していきます。セキュリティ分野でのBlackBerryの実績および専門知識と、世界を牽引するデロイトのリスクアドバイザリー・チームが補完し合うことで、既存および新規のお客様に、魅力的な価値を提案できると確信しています。」
（以上）
BlackBerryについて
BlackBerryは、世界中の企業や政府機関向けに、インテリジェントなセキュリティソフトウェアとサービスを提供しています。BlackBerryのソリューションは、1億9,500万台の自動車をはじめ、5億以上のエンドポイントを保護しています。カナダ・オンタリオ州ウォータールーに本社を置く同社は、AIと機械学習を活用して、サイバーセキュリティ、安全性、およびデータプライバシーソリューションの分野で革新的なソリューションを提供しています。さらに、エンドポイントのセキュリティ管理、暗号化、組み込みシステムどの主要分野をリードしています。詳細については、BlackBerry.comをご覧ください。
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