Android Automotive OS対応IVIシステムの開発において、自動車メーカーはプロセスの簡素化と期間の短縮、コストの削減が可能に
BlackBerry Limited（本社: カナダ オンタリオ州、CEO: ジョン・チェン、NYSE: BB、TSX: BB、以下BlackBerry）は本日、「QNX® Advanced Virtualization Frameworks（QAVF）」のアップデート版と、Googleの最新版Android Automotive OS（AAOS）リファレンス実装（Trout 1.0）のサポートを発表しました。この最新版QAVFはすでに、自動車メーカー各社の複数の生産プログラムに採用されており、組み込み車載ソフトウェアの開発者は、Android Automotive OS対応IVIシステムの開発プロセスを簡素化し、市場投入期間を短縮しつつ、コストを削減できます。この新たな開発環境が、安全/非安全アプリケーションの容易な開発の基礎となることで、組み込み車載ソフトウェア市場におけるBlackBerryのリーダーシップはより強固になります。
QNX Advanced Virtualization Frameworkは、QNX® HypervisorとQNX® Hypervisor for Safetyの機能性を拡大し、ハイパーバイザー環境のベースハードウェアの複雑な共有と抽象化をサポートします。これにより、デジタルコックピットやドメインコントローラーといった、セーフティと非セーフティ機能の混在が要求されるハイパフォーマンス コンピューティングアプリケーションなど、各種システムに対応できます。QNX Hypervisor製品、QAVF、Trout 1.0の組み合わせにより、アプリケーションの迅速な開発環境が得られると同時に、Android OSの特長や優位性も活用できます。
仮想化技術は、現在および次世代のコックピット・アーキテクチャの基本要件です。Trout 1.0、QNX Hypervisor for Safety、QNXの安全認証取得済みの共有デバイスドライバーの組み合わせにより、顧客企業にとっては、Androidの統合作業を簡素化できると同時に、ミックスドクリティカル（重要度の混在した）なシステムの開発に際して理想的な環境が得られます。Trout 1.0のサポートに加えて、QNXはQAVFを拡張することで、最新のVIRTIO規格に準拠しつつ、USB管理、ファイルシステム共有、専門的なグラフィックス共有など、ミッションクリティカルな環境向けの機能を追加しています。
BlackBerry QNXテクノロジーは、45社の自動車メーカーと大手Tier1メーカー7社すべての生産プログラムを通じ、世界で1億9,500万台以上に搭載されており、今回の開発環境も、同社にとって自動車業界におけるマイルストーンとなります。BlackBerry QNXは、機能安全認証を取得した車載組み込みソフトウェアとして市場を牽引しています。BMW、アプティブ、ボッシュ、フォード、GM、ホンダ、メルセデス・ベンツ、トヨタ、フォルクスワーゲンなどの自動車メーカーやTier1サプライヤーからの信頼を獲得することで、BlackBerry QNXソフトウェアは幅広い安全に関連したシステムに採用されています。これらのシステムには、自動車への採用が進む、先進運転支援システム（ADAS）、デジタルコックピット、セキュアデータ・ゲートウェイなどがあります。さらに、BlackBerry QNXは、自動車業界の将来を左右する重要な技術であり、電気自動車メーカーの上位25社のうち24社で採用されているほか、自動運転システム向けに安全で信頼性の高いセキュアなソフトウェア基盤を提供しています。
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BlackBerryは、世界中の企業や政府機関向けに、インテリジェントなセキュリティソフトウェアとサービスを提供しています。BlackBerryのソリューションは、1億9,500万台の自動車をはじめ、5億以上のエンドポイントを保護しています。カナダ・オンタリオ州ウォータールーに本社を置く同社は、AIと機械学習を活用して、サイバーセキュリティ、安全性、およびデータプライバシーソリューションの分野で革新的なソリューションを提供しています。さらに、エンドポイントのセキュリティ管理、暗号化、組み込みシステムなどの主要分野をリードしています。詳細については、BlackBerry.comをご覧ください。
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