QNXテクノロジーが、CARIADの自動運転向けソフトウェアスタックをサポート
BlackBerry Limited(本社: カナダ オンタリオ州、CEO: ジョン・チェン、NYSE: BB、TSX: BB、以下BlackBerry)は本日、フォルクスワーゲングループのソフトウェア子会社CARIADが、同社のソフトウェア・プラットフォーム「VW.OS」の構成要素として、BlackBerry® QNX®テクノロジーを採用したことを発表しました。
フォルクスワーゲングループが発表した「NEW AUTO」戦略の一環として、CARIADは現在、同社のソフトウェア・プラットフォーム「VW.OS」、フォルクスワーゲンのクラウド「VW.AC」、高拡張性・統合型のエンドツーエンドな電子アーキテクチャからなる、統合型ソフトウェア・プラットフォームを開発しています。このプラットフォームは2020年代半ばより、フォルクスワーゲングループのブランドに採用される予定です。
BlackBerryはCARIADに対し、QNX® OS for Safety 2.2を含むBlackBerry QNXテクノロジーのライセンスを供与する予定です。QNXテクノロジーは、CARIADのソフトウェア・プラットフォームのVW.OS、特に先進運転者支援システム(ADAS)および自動運転機能(AD)向けのスタックに統合されます。このVW.OSのADAS/ADスタックにおいて、QNX OS for Safety 2.2は、信頼性、安全性、セキュリティに優れた基盤として機能します。今回の契約の一環として、BlackBerry QNXは、プロフェッショナル エンジニアやコンサルティング・サービスの提供も行い、システムレベルの統合、パフォーマンスの最適化、ソリューションの検証に対応します。
BlackBerry Technology Solutions、シニア・バイスプレジデント兼責任者であるJohn Wallは、次のように述べています。「チップからクラウドに至るまで、BlackBerry QNXは安全性、信頼性、セキュリティを備えた最先端の組み込みソフトウェア・ソリューションを提供しており、世界をリードする自動車企業の信頼を獲得しています。ソフトウェア定義型自動車(SDV:Software-Defined Vehicle)の実現に向けて業界が一丸となる中、CARIADとの緊密な協業により、未来の最先端自動車の実現に貢献できることを嬉しく思います。」
BlackBerryの先進的でセキュアなQNX® Neutrino®リアルタイムOS(RTOS)を基にしたQNX OS for Safetyは、POSIXに完全準拠したオープンスタンダード ベースのオペレーティングシステムであり、組み込み開発者がセーフティ クリティカルなシステムを構築するために使用できます。そして、自動車業界の最高機能安全規格である「ISO 26262 ASIL D」認証も取得しています。認証済みのスケーラブルなマイクロカーネルRTOSを使用する本ソリューションにより、自動車メーカーやさまざまな業界の組み込みソフトウェア開発者は、開発期間を短縮し、研究から量産の段階に至るまでのプロジェクトのコストを削減できます。
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BlackBerryについて
BlackBerryは、世界中の企業や政府機関向けに、インテリジェントなセキュリティソフトウェアとサービスを提供しています。BlackBerryのソリューションは、2億1,500万台の自動車をはじめ、5億以上のエンドポイントを保護しています。カナダ・オンタリオ州ウォータールーに本社を置く同社は、AIと機械学習を活用して、サイバーセキュリティ、安全性、およびデータプライバシーソリューションの分野で革新的なソリューションを提供しています。さらに、エンドポイントのセキュリティ管理、暗号化、組み込みシステムなどの主要分野をリードしています。詳細については、BlackBerry.comをご覧ください。
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